ニキビができたときのスキンケア|秦野の内科と呼吸器内科 - 東海大学前駅クリニック

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医療コラム

ニキビができたときのスキンケア|秦野の内科と呼吸器内科 - 東海大学前駅クリニック

ニキビができたときのスキンケア

こんにちは、院内薬剤師の藤井です。

皆さんはニキビで悩まれたことはありますか?
私もニキビで随分と悩まされました、なかなか改善しないニキビ、、、

 

丁寧に洗顔しているのに、、、
皮脂が気になるから保湿は化粧水だけ!
薬を塗ってもよくならない、、、

 

もしかしたら、日々のスキンケアが間違っているかもしれません!
今回はニキビ時のスキンケアについてお話ししたいと思います。

 

思春期ニキビ

 

その名の通り中学生・高校生など、主に10代の思春期に見られるニキビです。

原因は成長ホルモンの分泌が増えることによって、肌の皮脂量が過剰になることです。

それにより、毛穴の出口付近の角質が厚くなって毛穴をふさぎ、皮脂を閉じ込めてアクネ菌の増殖につながります。

 

ニキビの症状は額や鼻など皮脂の多いTゾーンにあらわれやすく、ホルモンバランスの安定に伴って自然と改善していきます。

思春期ニキビは炎症のある赤ニキビへと進行しやすく、黄ニキビへと悪化してクレーター状に肌がへこむニキビ跡になりやすいのが特徴です。

 

 

大人ニキビ

 

ストレスや睡眠不足など生活習慣の乱れによるホルモンバランスの乱れ、肌のターンオバーの乱れなど、様々な要因が絡み合って毛穴のつまりが生じてニキビが発生します。

 思春期のニキビとは異なり、頬や口周り、フェイスラインなどのUゾーンや首などの皮脂の少ない部位にもみられます。

 

 

ニキビになった時のスキンケア

 

①角質ケア

 

肌のざらつき、ごわつきが気になりだしたら古い角質がたまっている証拠です。

古い角質はニキビ菌の増殖につながり炎症ニキビに発展してしまうので、角質ケアはとても重要です。

ただし、スクラブやゴマージュなどは炎症を悪化させてしまう可能性があるので注意が必要です。

角質ケアには、サリチル酸、乳酸、グリコール酸、アルファヒドロキシ酸(AHA)、ベータヒドロキシ酪酸(BHA)などの成分を含むものがあります。

 

②正しい洗顔

 

正しい洗顔をしないと肌荒れの原因になることがあります。

・手を清潔にする

・顔全体をぬるま湯で濡らす(熱いお湯は乾燥の原因になります)

・洗顔料をよく泡立てる(キメ細かい泡は、毛穴や肌の隙間の汚れを落としやすくしてくれます)

Tゾーンなど皮脂が多い部分から順に泡をあてる程度に優しく洗う(力を入れてゴシゴシ洗顔すると必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥の原因になります)

・ぬるま湯で優しくしっかり洗い流す

・清潔なタオルでふき取る

・洗顔にかける時間は短く(顔に泡を乗せてから洗い流すまで1分以内が理想です)

 

③保湿

皮脂が多いからと言って保湿をしないと、乾燥により皮脂分泌が増加してしまいます。

化粧水で保湿後は乳液やクリームなどで水分が逃げないようにフタをすることが重要です。

保湿することで肌のバリア機能を整えることで、ターンオーバーも正常化しニキビができにくい肌になります。

 

④UVケア

 

紫外線の刺激により、肌がダメージを受けると水分量が低下して皮脂の分泌量が増加してしまいます。皮脂の分泌量が増えると皮脂が毛穴につまり角質が毛穴に蓄積されてニキビができやすくなります。

さらに、アクネ菌が分泌するコプロポルフィリンという物質が紫外線に当たると活性酸素が発生し、その活性酸素がニキビの原因や悪化の原因になります。

 

UVケアは夏だけでなく一年を通してケアすることが重要です。

紫外線をケアすることでシミやシワの予防もできますので、継続してケアしてくださいね。

 

⑤生活習慣の見直し

 

揚げ物や脂身など脂っこい食事や、炭水化物が多い食事などは皮脂の分泌が増加するのでニキビの原因になります。

また、ケーキやチョコレートなど糖分の多い甘味などは体内で中性脂肪になって皮脂の分泌を増やしていきます。

 

バランスの良い食事を心掛けること、夜更かしや不規則な生活をしないことがニキビ改善に繋がります。

 

 

 

ニキビ治療は継続が大切です。

肌のターンオーバーに合わせて肌質も改善するので、スキンケアを見直してから1~2ヶ月後に結果が出てきます。

焦らず、根気よくニキビを治療していきましょう!!!