院長紹介|秦野の内科と呼吸器内科 - 東海大学前駅クリニック

〒257-0006神奈川県秦野市北矢名1309-1 ハレクラ二1F
0463-73-8231
ヘッダー画像

院長紹介

院長紹介|秦野の内科と呼吸器内科 - 東海大学前駅クリニック

ごあいさつ

東海大学前駅クリニック 院長 菅野 哲平

初めまして。東海大学前駅クリニックの菅野哲平です。
父方の祖父母が茅ヶ崎に住んでいたため、小さい頃はよく遊びにきており、このエリアにご縁があるのだなあと思っております。秦野は自然が豊かで、地域の皆様のお人柄もよく、この地域で働くことができ本当に嬉しく感じております。

ご挨拶にも書きましたが、病気の予防・未病がとても重要であると考えております。喘息の症状の再燃を防ぎ、生活習慣病の方が脳梗塞・心筋梗塞などの病気にならないよう、そして、肺癌などの早期発見に努めてまいります。

地域に密着した、あんしん・あんぜん・あたたかいのトリプルAのクリニックとして、今後ともよろしくお願い申し上げます。

東海大学前駅クリニック

院長菅野 哲平

経歴

平成10年3月 静岡県立富士高等学校 卒業
平成16年3月 福井大学医学部医学科 卒業
平成16年4月 兵庫県加西市民病院 初期研修医
平成18年4月 大阪府済生会千里病院 呼吸器内科 後期研修医
平成20年4月 独立行政法人 刀根山病院 呼吸器内科スタッフ
平成22年10月 国立がん研究センター中央病院 短期レジデント
平成23年4月 日本医科大学呼吸器内科
平成27年10月 国立がん研究センター研究所
平成29年4月 日本医科大学呼吸器内科
令和03年4月 日本医科大学呼吸ケアクリニック

資格・所属学会

  • 日本内科学会 総合内科専門医
  • 日本呼吸器学会 専門医・指導医
  • 日本臨床腫瘍学会  がん薬物療法専門医・指導医
  • 日本呼吸器内視鏡学会 専門医
  • 医学博士
  • 日本アレルギー学会

プロフィール

  • 星座:かに座
  • 血液型:A型
  • 好きなこと:登山、ロードバイク、カメラ、お風呂(街の銭湯から温泉まで)
  • 好きな本:世に棲む日々(司馬遼太郎)
  • 好きな映画:ライフイズビューティフル

生い立ち

幼少期

富山県の田舎で育ち、毎日、外で友達と遊び回っていました。本も大好きで、世界の童話全集、日本昔話などをずっと読んでいました。

小学校時代

小学3年生の時、製薬会社に勤めていた父親の転勤で、静岡県の富士市に引っ越しました。富山の方言でひどくからかわれ、すぐに静岡の方言を習得するなど適応力はあったようです。本はやはり大好きで、よく図書館に行き、アルセーヌルパンのシリーズを読んでいました。また、テレビの悲しい場面で大泣きしたり、お化け屋敷に行っても怖くて非常口から出てきてしまったり、よく言うと、感性が豊かだったのかもしれません。小学6年生の冬休み、マラソン大会のために毎朝特訓をしていましたが、盲腸になってしまい、出場できませんでした。ただ、初めて入院を経験し、病気を治してくれる医師という職業を意識するきっかけとなりました。

中学校時代

地元の公立中学に進学しました。マンモス校で1学年10クラスもあったので、いろいろなタイプの友達ができました。中学ではソフトテニス部に所属し、楽しみながら練習していました。3年生の大会では、市大会、東部大会、県大会に団体戦、個人戦とともに駒を進めることができたのは、よい思い出です。部活の仲間とは今でも集まって飲みに行っています。

高校時代

地元の公立高校の理数科に進学しました。井上靖さんの「しろばんば」という本の主人公が柔道をやっていたので、触発され、柔道部に入りました。軽量級で弱かったのですが、なんとか初段を取得しました。理数科は、1クラス40人が3年間変わらないという特殊な環境でした。いつも仲の良いメンバーで過ごして本当に楽しかった反面、クラス替えもないため、やや人見知りになってしまいました。盲腸の入院時の担当医師がとても優しかったことやブラックジャックが好きだったことなどから、医師になり、人のために役立てたらよいなと思っていましたので、本当に死に物狂いで勉強をしました。

大学時代

福井医科大学(現福井大学)に進学しました。非常に自然豊かで、夏は海水浴、冬はスノーボードによく行っていました。家庭教師、家庭的なフランス料理店でバイトをし、接客の難しさを学びました。普段の授業は、あまり熱心というわけではなかったのですが、試験勉強は一生懸命やり、なんとか6年間で卒業しました。

卒業〜研修医

研修医制度が変わり、2年間は内科、外科、小児科、産婦人科、精神科などをローテートするように義務付けられました。大学が田舎だったので都会に出たい気持ちもありましたが、研修医の2年間は医学だけに集中できる環境にしようと、さらに田舎である、兵庫県の加西市民病院で研修しました。野戦病院で、当時は働き方改革などもなく、1年間に休みが1日しかありませんでしたが、先輩にもたくさん指導を受け、厳しい中でも楽しい研修生活を送りました。呼吸器内科での研修中、担当していた肺癌患者さんの死に初めて立ち会いました。肺癌の終末期であり、予想されていたことではありましたが、担当患者さんが初めて亡くなったということもあり、非常に悲しく、動揺し、どのように対応したらよいかわかりませんでした。ただ、その時に、このような病気で苦しむ患者さんを支えていけたらと思い、呼吸器内科医になる決意をしました。

呼吸器内科医として

呼吸器内科の専門病院で、喘息、結核、様々な肺炎、肺癌の経験を積みました。当時、イレッサという抗癌剤の飲み薬が一部の肺癌患者さんに劇的な効果があり、非常に注目されていました。癌治療の新しい時代が来ることを肌で感じ、もっと勉強したいと思い、肺癌の臨床、研究では日本でトップクラスの日本医科大学呼吸器内科の大学院に進学しました。研究と並行し、呼吸器疾患を幅広く、アカデミックに診療できるようになったのは、大学病院での勤務のおかげだと思います。

40歳を迎えた頃より、自分の診療について深く考えるようになりました。肺癌に限らず、進行した状態で癌などの大きな病気が見つかると、本当に大変ですので、日々の生活の中で健康を意識することや、検診などの予防・未病がとても重要になります。ですので、大きな病気になる前に患者さんのお手伝いをしていけたらと思い、地域に密着した開業を考えるようになりました。また、昨今のコロナ禍の中でのストレスにより、精神的な不調から体にも影響がでている患者さんを多く診療し、心から身体のことまでトータルにみることの重要さを痛感しました。
癌診療を真剣に行ってきたからこそ、日々の当たり前に見えること、健康でいることの大切さがわかる気がします。長引く咳や喘息の呼吸器の患者さんをはじめ、幅広い診療が可能ですので、患者さんの笑顔のため、温かみのある医療を提供できるよう、がんばります。どうぞよろしくお願いいたします。

主な論文

  • Hisakane K, Seike M, Sugano T, Matsuda K, Kunugi S, Nakamichi S, Matsumoto M, Miyanaga A, Noro R, Minegishi Y, Kubota K, Gemma A. PD-L1 Expression Status Predicting Survival in Pulmonary Pleomorphic Carcinoma. Anticancer Res. 2021 May;41(5):2501-2509.
  • Satoshi Takahashi, Rintaro Noro, Masahiro Seike, Chao Zeng, Masaru Matsumoto, Akiko Yoshikawa, Shinji Nakamichi, Teppei Sugano, Mariko Hirao, Kuniko Matsuda, Michiaki Hamada, Akihiko Gemma. Long Non-Coding RNA CRNDE Is Involved in Resistance to EGFR Tyrosine Kinase Inhibitor in EGFR-Mutant Lung Cancer via eIF4A3/MUC1/EGFR Signaling. International journal of molecular sciences 22(8) 2021.
  • Hisakane K, Seike M, Sugano T, Yoshikawa A, Matsuda K, Takano N, Takahashi S, Noro R, Gemma A. Exosome-derived miR-210 involved in resistance to osimertinib and epithelial-mesenchymal transition in EGFR mutant non-small cell lung cancer cells. Thorac Cancer. 2021 Jun;12(11):1690-1698.
  • Hirozane T, Masuda M, Sugano T, Sekita T, Goto N, Aoyama T, Sakagami T, Uno Y, Moriyama H, Sawa M, Asano N, Nakamura M, Matsumoto M, Nakayama R, Kondo T, Kawai A, Kobayashi E, Yamada T. Direct conversion of osteosarcoma to adipocytes by targeting TNIK. JCI Insight. 2021 Feb 8;6(3):e137245.
  • Sugano T, Masuda M, Takeshita F, Motoi N, Hirozane T, Goto N, Kashimoto S, Uno Y, Moriyama H, Sawa M, Nagakawa Y, Tsuchida A, Seike M, Gemma A, Yamada T. Pharmacological blockage of transforming growth factor-β signalling by a Traf2- and Nck-interacting kinase inhibitor, NCB-0846. Br J Cancer. 2021 Jan;124(1):228-236.
  • Sugano T, Yoshida M, Masuda M, Ono M, Tamura K, Kinoshita T, Tsuda H, Honda K, Gemma A, Yamada T. Prognostic impact of ACTN4 gene copy number alteration in hormone receptor-positive, HER2-negative, node-negative invasive breast carcinoma. Br J Cancer. 2020 Jun;122(12):1811-1817.
  • Sugano T, Seike M, Saito Y, Kashiwada T, Terasaki Y, Takano N, Hisakane K, Takahashi S, Tanaka T, Takeuchi S, Miyanaga A, Minegishi Y, Noro R, Kubota K, Gemma A. Immune checkpoint inhibitor-associated interstitial lung diseases correlate with better prognosis in patients with advanced non-small-cell lung cancer. Thorac Cancer. 2020 Apr;11(4):1052-1060.
  • Fukuizumi A, Minegishi Y, Omori M, Atsumi K, Takano N, Hisakane K, Takahashi S, Kobayashi K, Sugano T, Takeuchi S, Noro R, Seike M, Kubota K, Azuma A, Gemma A. Weekly paclitaxel in combination with carboplatin for advanced non-small-cell lung cancer complicated by idiopathic interstitial pneumonias: a single-arm phase II study. International journal of clinical oncology 24(12) 1543-1548 2019.
  • Aratani S, Sugano T, Shimizu A, Seike M, Kashiwagi T, Gemma A, Sakai Y. Clinicopathological characteristics of kidney injury in non-small cell lung cancer patients under combination therapy including pembrolizumab. CEN Case Rep. 2021 Aug 18. doi: 10.1007/s13730-021-00636-4. Online ahead of print.
  • Sugano T, Seike M, Funasaka Y. Intralymphatic histiocytosis in a patient with lung adenocarcinoma treated with pembrolizumab: a case report. J Immunother Cancer. 27;7(1):59, 2019
  • Tozuka T, Sugano T, Noro R, Takano N, Hisakane K, Takahashi S, Tanaka T, Kashiwada T, Takeuchi S, Kunugi S, Minegishi Y, Saito Y, Kubota K, Seike M, Gemma A. Pembrolizumab- induced agranulocytosis in a pulmonary pleomorphic carcinoma patient who developed interstitial lung disease and ocular myasthenia gravis. Oxf Med Case Reports. 22; 2018(11), 2018
  • Sugano T, Seike M, Noro R, Kaburaki S, Tozuka T, Takahashi A, Takano N, Tanaka T, Kashiwada T, Takeuchi S, Minegishi Y, Saito Y, Kubota K, Terasaki Y, Gemma A. A case of interstitial lung disease with alveolar hemorrhage induced by pembrolizumab. Onco Targets Ther. 2018 Sep 17;11:5879-5883.