インフルエンザについて
- 2024年1月12日
- スタッフブログ
インフルエンザとは
インフルエンザとは、38℃以上の発熱や寒気、頭痛、全身の痛みやだるさ、関節痛や筋肉痛などの症状が現れる病気です。
一般的な風邪に比べて全身症状が強いのが特徴です。
インフルエンザはインフルエンザウイルスへの感染を原因に発症します。一般の「かぜ症候群」よりも「重くなりやすい疾患」です。
インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3種類がありますが、このうち冬季(11月下旬から12月上旬)に流行する季節性インフルエンザは主にA型とB型によるものです。
C型には一度感染すると免疫が付き、ほぼ一生かからないといわれています。
感染経路
感染している人のくしゃみや咳で出るしぶきを吸い込むことによって感染する飛沫感染や、感染している人の唾液や鼻水が手から手へ、あるいはドアノブやつり革などを介して、体内にインフルエンザウイルスが侵入して感染する接触感染があります。
ワクチンについて
流行期の前にワクチンを接種することにより感染症にリスクの軽減(発症予防効果は50%程度とされています)、発症した場合の重症化を予防することができます。
6ヶ月以上13歳未満は2~4週間明けて2回接種、13歳以上は1回接種を原則としています。
ワクチンは摂取してから抗体ができるまでに、おおよそ2~3週間かかります。免疫を獲得した場合、その有効性は3~4カ月程度とされています。
治療について
インフルエンザに対する治療薬としては、以下の抗インフルエンザウイルス薬があります。
・オセルタミビルリン酸塩(タミフル)
・ザナミビル水和物(リレンザ)
・ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(イナビル)
・アマンタジン塩酸塩(シンメトレル)
・バロキサビル(ゾフルーザ)
・ぺラミビル水和物(ラピアクタ)
抗インフルエンザ薬の適切な服用開始時期である症状が出てから2日(48時間)以内に開始することで、発熱期間は通常1~2日間短縮され、ウイルスの排出量も減少します。発症から2日を過ぎてしまうと十分な効果は期待できません。
出席停止期間について
お子さんの場合は「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過するまで」となっています。
大人の場合は発症後3~7日間は外出は控えるようにとされています。