暖かくなっても注意!春の血圧
- 2024年3月28日
- その他
こんにちは。
院内薬剤師、藤井です。
寒い冬が終わり、春の暖かさを感じる季節になってきましたね。
暖かくなるし、高血圧も安心かな~
と、安心するのは早いかもしれません。
春の季節でも血圧の変動を注意しなければならない理由をご説明します。
春の気温
春は冬よりも寒さが和らぎますが、春は昼夜の気温差が大きく、突然寒さがぶり返すなど、日々の気温変化が大きくなります。
また、安定した晴天が続かないことが多くあります。
4月以降も気圧の変化にも注意が必要になってきます。
春先の血圧変化
①気温差
気温差による血圧の変動には要注意です。
血圧は朝起きてから寝るまで常に変動しています、これを日内変動と言います。
季節変動は、日内変動よりも周期が長く気温差に伴う血圧の変動です。
②外出
暖かくなってくるとお出かけが楽しくなりますよね。
冬の間に運動の機会が少なくなり、暖かくなった春先にお出かけをした時に弱っていた筋肉に負担がかかり、運動量が負担となって血圧上昇を招くことがあります。
血圧の変化の影響
血圧の変動が大きくなることで、血管に負担をかけ様々な病気を引き起こします。
脳血管疾患
脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など、脳の血管(脳動脈)に異常が起こることが原因でおこる病気の総称です。
突然死や、深刻な後遺症を残すことがあるため、血圧のコントロールが重要です。
心疾患
高血圧の状態が続くと徐々に心臓は疲弊し、その結果心臓のポンプ機能が低下してしまいます。
このように血圧の変動が大きいと心臓に負担がかかり、心筋梗塞などの心疾患のリスクが高まります。