AGAについて
- 2023年10月22日
- スタッフブログ
AGAとは
AGAは成人男性の脱毛症であり、主に男性ホルモンの異常や遺伝が原因です。一方、通常の薄毛や抜け毛はこれ以外の原因(ストレス、睡眠不足、食生活の乱れ、紫外線やカラーリングダメージなど)によって引き起こされるものです。
AGAは早い場合は10代から発症する場合があります。特徴としては額の生え際または頭頂部、もしくは両方から脱毛や薄毛が進行していきます。AGAは自然に治癒するとこが難しく、そのまま放置すると徐々に薄毛や抜け毛が進行していきます。
早め早めの治療が重要です。
AGAの原因
AGAは男性ホルモンの一つであるジヒドロテストステロン(DHT)が原因とされています。
DHTは男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼという酵素の働きによって変化したもので、DHTには髪の毛の成長サイクルの成長期を短縮する働きがあるため、細い毛が太くなる前に脱毛することにより相対的に薄くなります。
治療について
フィナステリド・デュタステリド
DHTの生成に関係している酵素にはⅠ型とⅡ型が存在し、それらの酵素を阻害する薬が治療に用いられます。AGAの進行抑制、AGAの予防の効果が期待できます。
フィナステリドはⅡ型の酵素を阻害するのに対し、デュタステリドはⅠ型とⅡ型の両方の酵素を阻害するため薄毛に対応する範囲が広く効果が高いとされています。
性欲減退や勃起機能不全、肝障害などの副作用がありますが、副作用のリスクは低いもののゼロではないため、医師と相談の上治療を進めていくことでリスクを減らすことができます。
効果発現まで3~6ヶ月かかることがあります。治療を中断してしまうとAGAが進行してしまいます。焦らずじっくり治療していくことが重要です。
また、効果を実感したからと言って治療を中断していますと再びAGAが進行してしまいます。治療は症状が改善しても継続することをお勧めします。
ミノキシジル
毛包に直接作用し、細胞のたんぱく質の合成を促進することによって発毛作用を示します。ヘアサイクルに変化がおこり小さくなった毛包を大きく深く成長させることにより発毛を促進させます。
さらに、血管拡張作用によって頭皮への血流を促し毛母細胞に栄養をしっかり運べるようになることで髪が成長しやすくなります。
ミノキシジル使用開始時に一時的に抜け毛が増える現象が起こることがありますが、上記で述べたようにヘアサイクルを正常に戻そうという働きから起こるとされています。この症状は開始から10日~14日頃から起き始め、大体1~2ヶ月で収まります。
この初期脱毛はヘアサイクルを整えて髪を育てるために必要なことなので、治療を中断せずに3ヶ月は継続することが大切です。継続することによってヘアサイクルの正常化に伴い、ミノキシジルの発毛効果を実感できます。
まとめ表
当院はジェネリックのみの取り扱いになります。
ジェネリックメーカーの指定も出来かねます、ご了承ください。
初回は医師の判断により短い日数で処方することがございます。
このほか、初回は安全にお薬が服用できるか肝臓などの働きを見るために、血液検査(別途:3000円)させていただきます。
その後は医師の判断で半年毎、一年毎に血液検査を実施することがございます。
半年以内の血液検査の結果をお持ちであればご持参ください、その場合は初回の血液検査は行いません。