秋の花粉症
- 2023年9月29日
- スタッフブログ
こんにちは、院内薬剤師の藤井です。
最近くしゃみがひどくて辛いです、、、(今年もか、、、)
花粉症って秋も注意しないといけないんです。
今回は秋の花粉症についてお話したいと思います。
秋の花粉症
秋になるとくしゃみが止まらない、目がかゆいという方は秋の花粉症かもしれません!
花粉症といえばスギ花粉など春の花粉症を思い浮かべる方が多いと思いますが、花粉症は春だけのものではありません。
日本だけでもスギ花粉、ヒノキ花粉など60種類以上の花粉症が報告されており、一年を通して花粉症になる可能性があります。
花粉症の方のうち約15%が秋に症状を訴えています。
秋の花粉症は夏の終わりから10月にかけて目や鼻の症状が出ます。
秋の花粉症の原因
原因となる主な植物はブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの草の花粉です。
秋にはキク科のものが多く、黄色く咲く草花には注意しましょう。
飛散量のピークは9月ですが8月から10月まで飛散しています。関東ではブタクサの飛散期間は長く12月ごろまで飛散することがあります。
どれもありふれた植物で、住宅街やオフィス街にも自生しています。これらの草の花粉はスギやヒノキなどのような樹木とは異なり遠くまで飛ぶことはありません。
飛距離はせいぜい数メートルですが、河原や空き地などごくごく身近なところにあるため花粉を浴びてしまうのです。
ブタクサの花粉は午前中に飛散します。
ブタクサの花粉の粒子はとても小さくスギの花粉の半分ほどの大きさです。
鼻に入っても鼻毛では捕まらず気管支にまで入ってくると喘息のような症状を起こすとこがあるので注意が必要です。
熱もなく咳症状が続くときは花粉症かもしれません。
花粉以外の原因も
花粉が原因でないこともあります。
その他の原因として多いのが、ハウスダストです。
夏の時期に繁殖するダニは秋になると死んでしまうので、その小さく軽い死骸が人の動きや空気の流れによって舞い上がり、それを吸い込んでしまうことでアレルギー症状を引き起こす原因となります。ダニアレルギーの場合は鼻炎症状にとどまらず喘息に発展することもあるので注意が必要です。
可能であれば、布団やカーペットを丸洗いすることも重要です。
乾燥機をかけた後に掃除機をかけるなど、ダニの死骸を残さないようにすることが大切です。
対策
秋の花粉症対策は基本的にマスクやメガネが有効ですが、ブタクサの花粉の粒子はとても小さいため一般的な花粉症のマスクではブタクサの花粉がすり抜けてしまう可能性が高いため、PM2,5やウイルスにも対応したマスクを選ぶとよいかもしれません。
ブタクサの花粉の飛距離は短いので、ブタクサかもと思ったら近づかないのが一番の対策になります。
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