乾燥と喘息の深い関係|秦野の内科と呼吸器内科 - 東海大学前駅クリニック

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医療コラム

乾燥と喘息の深い関係|秦野の内科と呼吸器内科 - 東海大学前駅クリニック

乾燥と喘息の深い関係

乾燥と喘息の深い関係

冬になると

「咳が止まらなくなる」

「朝や外に出た瞬間に苦しくなる」

このような相談が増えます。
その大きな原因の一つが 空気の乾燥 です。

喘息は「アレルギーの病気」というイメージが強いですが、実は乾燥した空気そのものが気道を刺激し、症状を悪化させることが分かっています。

なぜ乾燥すると喘息は悪化するの?

私たちの気道は、

本来「温かく・湿った空気」を前提にできています。

ところが、『冬の冷たい外気』 『暖房で乾いた室内』 『マスクを外しての口

呼吸』

こうした状況では、気道の表面が乾きやすくなります。

その結果 
『気道が刺激に敏感になる』

『少しの刺激で咳や息苦しさが出る』
『気道が収縮しやすくなる』

という状態が起こります。これが「冬に喘息が悪化しやすい」大きな理由です。

 

こんな場面で症状は出ていませんか?

診察室でよく聞くのが、次のような場面です。

・朝、駅のホームに出た瞬間に咳き込む

・電車やデパートなど、暖房が効いた場所で咳が出る

・夜、暖房をつけて寝ると咳が増える

これらはすべて、「温度や湿度が急に変わる」 ことで気道が刺激されているサインです。

「風邪ではないのに咳が続く」
そんな時は、乾燥による喘息悪化を疑う必要があります。

 

 

口呼吸・鼻づまりも要注意

鼻は 『空気を温め』 『湿らせ』 『きれいにする』

という、とても重要な役割を持っています。

しかし 『鼻炎』 『鼻づまり』

があると、無意識に口呼吸になり、冷たく乾いた空気が直接気道に入ってしまいます。

「鼻の症状は軽いから大丈夫」と思っていても、
喘息悪化の引き金になっていることは少なくありません。

 

 

今日からできるポイント

・外出時は マスクやネックウォーマー を使う

・暖房使用時は 換気と適切な加湿 を意識する

・加湿器は こまめに掃除(カビ対策が重要)

・鼻づまりがある場合は、鼻の治療も相談する

※「加湿すれば治る」というわけではありません。
やりすぎはカビ・ダニの原因になるため、バランスが大切です。

 

一番大切なのは「普段の喘息治療」

乾燥対策はとても重要ですが、喘息治療の中心はあくまで吸入治療です。

・症状が落ち着いても

・咳が減っても

自己判断で薬をやめてしまうと、乾燥や冷気の刺激に一気に弱くなってしまいます。

「冬だけ悪くなる」  「咳が長引く」

そんな時こそ、治療が足りているか吸入が正しくできているか
一度、医師と一緒に確認してみましょう。

 

最後に|咳が続くときは我慢しないでください

乾燥による咳や喘息悪化は、
きちんと対策すれば楽になることが多い症状です。

・風邪ではない咳が続く

・冬になると必ず悪化する

・夜や朝に咳が出る

そんな時は、ぜひご相談ください。患者さんが安心して呼吸できる毎日を取り戻せるよう、私たちは一緒に考えていきます。