喘息とエアコン|秦野の内科と呼吸器内科 - 東海大学前駅クリニック

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医療コラム

喘息とエアコン|秦野の内科と呼吸器内科 - 東海大学前駅クリニック

喘息とエアコン

こんにちは、院内薬剤師の藤井です。

今回はこの時期に相談の多い喘息とエアコンについてお話ししたいと思います。

 

エアコンと喘息の関係

・外気との温度差

近年、35℃を超える猛暑日が連日のように続いています。
エアコンのきいた部屋は涼しくて快適ですが、外気との温度差は喘息の発作を引き起こす原因になります。

対策

部屋の中でも温度差を感じる場合はマスクなどをして、吸入する空気の温度差をなくすようにしましょう。

 

・冷気や乾燥による気管支への刺激

エアコンの冷気や乾燥などにより気管支の粘膜が刺激されたり、気道が狭くなることで咳が出やすくなります。

対策

エアコンの風邪が直接当たらないようにするなどの対策をしましょう。乾燥には加湿機器を使用しましょう。

 

・カビやホコリなどのアレルゲン

エアコンの内部は湿気がたまりやすく、ダニやカビ、ホコリなどが蓄積しやすいのです。これらは喘息の発作の原因であるアレルゲン物質であり、エアコンの稼働によって室内にアレルゲンが拡散し、喘息を発症させます。

対策

定期的なエアコンのお掃除などのメンテナンスをすることが重要です。

 

 

夏場ではエアコンは必須になります。少しでも喘息発作が起こらないようにエアコンの風に直接当たらないようにする、定期的なメンテナンスをしてエアコンを清潔に保つなど対策を行ってください。

 

冬場では床暖房を使用するなどホコリの舞う原因を排除すること、乾燥対策に加湿機器を使用する場合にはカビや細菌が繁殖することがありますので、定期的にお手入れをするなどの対策も重要です。