呼吸器病学会に参加して来ました|秦野の内科と呼吸器内科 - 東海大学前駅クリニック

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医療コラム

呼吸器病学会に参加して来ました|秦野の内科と呼吸器内科 - 東海大学前駅クリニック

呼吸器病学会に参加して来ました

今週末は、呼吸器病学会に参加して参りました。

第63回 日本呼吸器学会学術講演会

 

1年に1度開かれる、呼吸器に関する知見を発表したり、受講したりする学会です。
私は、呼吸器内科の専門医・指導医でもありますので、その資格を維持するためにも、参加が必要です。

 

これまでは肺がん分野の研究発表や、後輩の発表指導などでバタバタしていたことも多かったですが、今回はゆっくりと勉強してきました。

新しい喘息の抗体薬のこと、COVID-19感染症のこと、肺がん分野のこと、アカデミックな発表を聞いて久しぶりに楽しかったです。

今の開業医という現状でも、何かできることがないのか考えておりました。
当院には、大変多くの喘息の患者さんが通院されており、FENO(一酸化窒素)・呼吸機能を測定したデータ、事前にACTという喘息コントロール評価をしていただいていること、看護師さんによる吸入指導などがなされており、何か呼吸器内科医として、社会に貢献できることを検討していきたいと思いました。

また、日本医科大学の同門の坂井先生が発表しておりました。喘息治療薬の吸入療法の指導について、市内の調剤薬局にアンケートをとり、まとめた結果についての報告でした。

喘息の吸入薬は、本当に多くの種類があります。その種類により、吸入の仕方も異なるため患者さんへの指導、サポートが重要となります。

当院でも、吸入する前の息を吐いていなかった方、吸入する力が不十分な方、そもそも、使い方が間違っていた方など、散見されます。現在、吸入薬を処方される方には、動画をみていただいた後に、実際にデモ機で吸入していただくような指導をしております。

ただ、3ヶ月後には、また自己流になってしまうとの報告もあり、継続して吸入指導をさせていただくことが重要と考えております。

坂井先生は、6月3日の土曜日午前に臨時で勤務していただく予定です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

※ 看護師向けサイト、ナースときどき女子のお役立ち記事ページ「看護のお仕事」に、当院院長ブログが紹介されました。

https://kango-oshigoto.jp/media/article/44706/