今年もやってきました、辛い花粉症|秦野の内科と呼吸器内科 - 東海大学前駅クリニック

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医療コラム

今年もやってきました、辛い花粉症|秦野の内科と呼吸器内科 - 東海大学前駅クリニック

今年もやってきました、辛い花粉症

 

鼻風邪っぽい症状がなかなか治らない、目のかゆみを伴うという症状がみられたら、それは花粉症かもしれません。

 

当院の花粉症治療の流れ

① 以前から決まったお薬を使っていたり、欲しいお薬の名称が決まっていて、お薬がメインでご希望の方はなるべくお待たせしないで、処方させて頂きます。お薬手帳などがありましたら、とてもありがたいです。

② 診察、アレルギー検査などをご希望の方は、通常の内科診察と同様です。

花粉症と風邪などの感染症状との違い

似ている花粉症と風邪の症状。あなたを悩ませている症状はどちらに当てはまりますか?

花粉症の症状:

花粉症の4大症状は、「くしゃみ」「鼻みず」「鼻づまり」「目のかゆみ」です。

とくに、目のかゆみがあるかどうかは、花粉症と風邪を見分ける大きなポイントです。目のかゆみに加え、くしゃみが出はじめると続く、さらっとした透明の鼻みずが出続けるという症状が2週間以上続く場合は、花粉症の可能性がかなり高いといえますので、ご相談ください。

 風邪症状:

「発熱」「咳」「喉の痛み」「鼻みず・鼻づまり」です。鼻の症状は共通していますね。喉の痛みがある場合は、風邪などの感染症状の可能性が高いです。花粉症などのアレルギーは喉の痛みではなく、むず痒くなることがあります。

 

今年の花粉は??

https://tenki.jp/pollen/expectation/

 2024年春の飛散量などの知識を得て、早めに対応が必要ですね。

 

つらい花粉症対策!症状を和らげる方法

 

おそらく花粉症……そう思ったら、まずは、外出時にマスクをする、メガネをかける、帽子をかぶる、帰宅したら手と顔を洗い、うがいをするなどの、防御策をを試してみましょう。花粉症対策の基本は花粉を浴びないことと、体についた花粉を早く落とし、家に持ち込まないことです。

 このような対策を行っても症状がつらいという場合は、薬物療法などを考えましょう。

 

主な治療方法

花粉症の主な治療方法には、今あるつらい症状を抑える薬物療法、そして、花粉症を根本的に治す舌下免疫療法(減感作療法)があります。

 

 ・薬物治療

抗アレルギー薬の内服薬点鼻薬点眼薬などを使って症状を抑えます。

 

花粉症の薬物治療は、早めに内服を開始することにより、症状が出る時期を遅らせて、花粉シーズン中のつらい症状を軽くする方法もあります。本格的に飛散する2週間ほど前から開始します。スギ花粉症であれば、1月中旬から下旬頃から開始することが多いです。

 

内服薬(飲み薬)

抗ヒスタミン薬の飲み薬を使用します。症状が強い場合には、ロイコトリエン拮抗薬やステロイドの飲み薬も使用することもあります。

花粉が大量に飛散して、今まで使用していた薬でも効き目が不十分になったときには、一時的により強い薬に変更したり、別の薬を追加することもあります。

抗ヒスタミン薬は、薬ごとの効果や眠気のデータはありますが、実際の効き具合や眠気には個人差があります。効果があった薬、なかった薬の名前をお薬手帳などで確認してわかるようにしておくとよいでしょう。さまざまな薬がありますので、ご相談ください。

花粉症の飲み薬について

 

 点眼薬(目薬)

目のかゆみが強い場合には、抗ヒスタミン薬やステロイドの目薬を使用します。

コンタクトレンズを装着している場合は、アレジオン点眼薬が使用できますので、ご相談ください。

点眼薬について

 

 点鼻薬(鼻スプレー)

鼻水、鼻づまりが強い場合には、ステロイドや血管収縮薬の鼻スプレーを追加することがあります。

鼻水で薬が流れてしまうことがあるため、点鼻の前には鼻をよくかんで使用してください。

 

舌下免疫療法(減感作療法)

スギ花粉症やダニのアレルギー性鼻炎などアレルギーを引き起こす原因物質が確定しているかたが対象の治療です。

アレルギーを引き起こす花粉の抗原エキスを体に少しずつ入れて慣らしていきます。スギ花粉症、ダニのアレルギー性鼻炎の根治が期待できる唯一の治療方法で、アレルギー免疫療法のひとつです。

この治療は数年間続ける必要があり、即効性はありませんが、治療を受けた人の約70%に効果があったといわれています。

スギ花粉が飛ぶ可能性がある時期は、治療をはじめることができません。

スギ花粉に対する舌下免疫療法の治療開始時期は、61日~12月下旬頃 です。

 

花粉症は、辛さが出る前に対処することが重要です。 辛くなる前に、ぜひご相談ください。