頸動脈(けいどうみゃく)エコー検査について|秦野の内科と呼吸器内科 - 東海大学前駅クリニック

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医療コラム

頸動脈(けいどうみゃく)エコー検査について|秦野の内科と呼吸器内科 - 東海大学前駅クリニック

頸動脈(けいどうみゃく)エコー検査について

 頸動脈エコーは、画像によって首の動脈の状態を目で確認、評価することができる検査です。

 

8月に承継してから約6か月が経過し、生活習慣病と言われる高血圧、脂質異常症、糖尿病の患者さんが多く通院されていることがわかってきました。当院では、脈波検査で血管年齢などを算出し、動脈硬化についてお話ししてきました。

 

その中でも、脳卒中(脳梗塞・脳出血)や心臓病(心筋梗塞・狭心症)などの重い病気を引き起こす患者さんもおられました。なんとか予防などできないかと強く思い、お昼の時間を使用して頸動脈エコーを行います。

 

頸動脈エコー検査について

 頸動脈エコー検査は、超音波が頸動脈(大動脈から頭部へ血液を送る血管)まで届き、反射した波(反射波)から動脈硬化の程度を直接調べる検査です。

 エコーゼリーを首に塗り、プローブと呼ばれるこぶしほどの大きさの医療機器を当てながら動かしていきます。プローブを通してモニターに頸動脈が映し出されるので映像を確認しながら動脈硬化の程度を測定します。検査はおおよそ1020分程度です。

 患者さんは、ベッドにあお向けの状態でいるだけなので身体に負担がかかりません。

 

頸動脈エコーで何がわかるの??

 頸動脈エコーによって、血管壁の厚さと血管の内側の状態がわかります。

 具体的には、動脈硬化によって厚くなった血管壁やこびりついたプラーク(脂肪などの線維など)や血栓などを確認することができます。また、血管の狭窄率評価をすることができます。

 休み時間を利用して検査をいたしますので、人数に限りがございますが、病気の予防のためにおこなっていきたいと思います。